ガラスびんの
主張
 
 
 
 
ガラスびんフォーラムの加盟各社が、ガラスびんに特別な思いを寄せてくださるお得意先や関係取引先、各社関係者の生の声を取材しまとめました。ご協力いただいた皆様、大変ありがとうございました。
1.磯矢硝子工業(株)
    ※旧会員
 愛されるびん作り
営業部 磯矢 宗孝
 びんを製造し、販売している私はもっと生活の中にびんが広まってほしいです。昨今「リサイクル」ということばがもてはやされていますが、天然資源で作られているびんが最も地球に優しい容器だと思います。びん業界では、カレット商さんの回収システムも整備が進み、生産者から消費者、また、消費者から生産者というリサイクの輪ができています。
 機能性を追求していけば、消費者の皆さんは他素材容器を選ばれるかも・・・
 しかし、見た目に美しく自然を感じさせてくれるのはびんだと思います。これから先も、びんに携わった人生を送れるように製びん業で頑張ります。
2.(株)大久保製壜所  びんの世界に乾杯!
東京都墨田区八広
伊勢元(イセモト)酒場 
店主 今本 宇子(イエコ)
 今は何事も移り変わりの激しい時代。世の中の人はドンドン変わっていかなければ置いてきぼりにされてしまうという感覚に陥るほどです。スピードを上げて生活することに価値を見いだす時代なのかも知れませんね。
 そういう時代の流れにあっても、ゆっくりとした時間の中でくつろげる空間がどうしても欲しくなるもの。そういったひとときのこころの豊かさを居酒屋という場をとおしてお客様に提供することが、私どものモットーです。
 時代の変化と共に食料や飲料を入れる容器も様々に変わってきています。昔ながらのビンから、紙容器やアルミ缶、そしてペットボトルなど軽くて使いやすい容器が非常に多くなってきました。しかし、中身の美味しさやかおりをそのまま伝えるには、ガラスにまさる物はありません。
 今の世の中は健康指向のせいか、来店されるお客様も自分の適量でスマートな飲み方をする人が増えてきましたね。そういう飲み方の変化とともに、びんも中型のものが多くでるようになりました。また、女性のお客さんも増えてきている中で、色や形も非常に多彩になりファッション性豊かになってきたというのが実感です。
 このように古くから私たちの食文化や嗜好飲料等の世界を包み込んできたガラスビンは、時代の変化に合わせて進化しながら生き続けていくことでしょう。私達の店でもバリバリの現役選手としてがんばり続けるはずです。
3.日本精工硝子(株)
    旧大阪精工硝子(株)
 びんを愛して40年♪
桧垣 繁
 子供の頃、祭りの夜店で氷水の中に無造作に放り込まれたラムネびんを母に買ってもらい、手で握りしめたびんの冷たさを感じながら飲んだ事を今でも鮮明に思い出します。銭湯では風呂上りに冷たく冷やされたびんに入ったコーヒー牛乳やジュースを飲むのが楽しみでした。
 硝子びん製造業に携わってから40年が過ぎようとしています。新しい形のびんを世の中に送り出す過程での“作る喜び”“出来上がった満足感”“失敗した屈辱感”。何度もチャレンジし、様々な技術を経験しながら同業他社とのびんの出来具合の比較や他容器との競合の中、びんを愛し、環境面でもガラスが一番と信念を持って生活しております。
 休日、妻とスーパーに行った際は、びんを手に取り、出来具合やびん底を見てしまうクセ(メーカーの確認)を自分でもいじらしく思います。
 自分の一生はびん作りと共に生きてきたと痛感するとともに、これからも前向きに様々なびん作りに、チャレンジしようと考えています。
4.興亜硝子(株)  新入社員、所信表明!
思い出の香水のびん
出井大也
 私の部屋には、2本のガラスびんが飾ってあります。

 1つは、学生時代に友人から誕生日プレゼントとしてもらった香水のびん、そしてもう1つはカナダを訪れた際に購入した「 メイプル・リーフ(Maple leaf) 」 を模ったシロップのびんです。
どちらも、数年前に内容物の使用を終えましたが、デザインが気に入ったため容器としての役目を終えた後もインテリアとして部屋を彩っています。

 昨今、リターナブルびんが環境意識の高まりとともに注目されていますが、こと化粧びんに関しては、その適用は難しいというのが現状です。
 なぜなら、リターナブルびんは規格統一を前提としているのですが、化粧びんは化粧品容器という性質上、高いデザイン性を求められる傾向にあり、規格統一が困難であるからです。
 しかし、この高いデザイン性が耐久性、高級感というガラスの特性とともに、商品使用後のインテリアとしての使用を促しています。

 インテリアとして永遠に使用できるほどファッション性の高いびん、「エバーラスティング・ボトル (Everlasting Bottle) 」は、容器素材として最高に魅力的です!
5.幸大硝子(株)※旧会員  自然界の原料から生まれる容器
岩田 正
 子供の頃、ガラスは牛乳びんや食器などの日用品として常に身の周りに転がっており、特別な意識は無かったが、何の縁か就職した会社がガラスびんメーカーで、その後は朝から晩までガラスびんの中で生活している。
 最初はガラスに対する知識は何も無かったが、ガラスがもつ繊細さや神秘的な奥深さを学ぶにつけこの素材こそが他の素材には無い光沢、冷ややかでスムースな触感やずっしりとした重量感を表現できる唯一の素材であるのかなーと思えてきた。ガラスの原料はほとんどが自然界に存在するものであるので、環境問題を考える時ガラスびんは環境に対して最も優しい製品と言える。
 このように清潔で高級感にあふれ環境対応に優れた製品ではあるが、重く割れやすいという弱点も持ち合わせている。
 今後は、ガラスがもつ優位性やリサイクルに貢献するガラスびんをもっともっとアピールしながら、周囲にガラスびんへの認識を広げて行きたいものと思っている。
6.大商硝子(株)  ガラス飲料ボトルへの思い 
 〜美しいガラスびんで色々な飲み物をもう一度飲みたい〜
有本史明
 私は、休日になると、東京のある区役所からもらった地図を頼りに、娘と大小様々な公園を散歩する事があります。いつも公園の自動販売機で飲み物を購入するのですが、昔は当たり前のようにあったガラスのボトル飲料が、最近非常に少なくなってきたように感じ、なにか寂しいような気がします。私はなるべくガラス飲料ボトルを選びますが、娘は好きなものを選びます。結果的にペット・カン・紙容器等ガラス飲料ボトル以外のものが多くなり、飲み終えた後のゴミ処理がいつも問題になっているのです。
 娘は、ボトルカン・ペットボトルというボトルなる容器を捨てる時にどの回収ボックスに入れていいのか、公園よって表示も異なり、困惑しております。ボトル=ビン(もちろんガラス)が正しいと私は思っていますので、常々娘には「缶とPETだよ。」と言い聞かせております。回収したガラスボトルはボトルとして生まれ変わりますが、ペット容器(ペットボトル?)は、他の石油製品には再生しているそうですが飲料容器には衛生上あまり利用できていないのが現状です。もう一度ガラスボトルを見直すべきでは、ないでしょうか!
7.大和特殊硝子(株)
    ※旧会員
 私と硝子ビン
薬事評論家・濱田佳夫
哺乳ビンから始まる人間の生活にあって、ビン無しでの生活、特に飲食生活はあり得ないと言っても言い過ぎではないでしょう。
それほど重要な役目を持つビンには、私も随分とお世話になってきました。
最もビン様(お世話になりましたので様と呼びます)とお付き合いが長いのは、20歳過ぎからのビール、ウイスキーなどのアルコール飲料のビン様かも知れません。
人生の中で最もビン様と深い関わりが出来たのは、薬学部を専攻したことで、医薬品・試薬などを保管・保存するビン様でした。
ある大手医薬品製造企業に在籍し、医薬品のドリンク剤の企画・開発・販売を担当していた時、ある大手ビン様企業のT取締役にこんなお話をしたことがあります。「ビンの生活者との関わりは長く、その有用性は数え切れないほどあるとは思いますが、ビンと同じ価値を持った容器を、そろそろ考える時期に来ているのではないでしょうか?」と尋ねると、業界では長年に亘って考えてきたが、ビンに優るものは無し、とのご返事でした。”
9.(株)野崎硝子製作所  ガラスは生き物
 〜魅力あるガラスびんを応援〜
タンポポ産業 (株)
業務課長 諏訪 俊幸
 私が子供のころは飲料用の容器といえばガラスびんが当たり前だった。大きな水槽にたっぷりと氷水を入れ、ジュースを冷やす。あるいはボトルベンダーから引き抜く。銭湯の牛乳やりんごジュース、学校の牛乳も勿論ガラスびんだった。そして毎日のようにそれらに触れ、時には遊び道具として、また小遣い稼ぎにも役立ってくれた。びんは腕白だった少年時代の記憶に輝きを与えてくれている。
 以前製びん工場にお世話になったことがあったが、そこに従事する人たちのびんへの思いに心を打たれたものだ。自動化されてはいるものの、そこには昔ながらの職人気質、ガラスという素材そのものに対する愛着、製品に対する自信が満ち溢れていた。そこで耳にしたなかで最も印象に残っているのは「ガラスは生き物である」という言葉である。生き物であるがゆえの難しさがあり、だからこそ職人たちを魅了するのだと思う。
 ガラスびんは他の素材にはない安心感や高級感があり、環境にもやさしい。21世紀も変わらず私たちの生活に密着してくれるだろう。今後も個人として、また企業人としてガラスびんを応援していきたいと思う。
10.柏洋硝子(株)  ガラス瓶に想う
大七酒造 (株)
Daishichi Sake Brewery Co.,Ltd.
代表取締役社長 太田 英晴
〒964-0902
福島県二本松市竹田1-66
TEL:0243-23-0007
FAX:0243-23-0008
http://www.daishichi.com

柏洋硝子当社が、二本松でのながいお付き合いをお願いしている酒造メーカー様です。
 お酒は、発酵によって止まることなく生成、変容を重ね、瓶に封入されることによって初めて静止状態の安らぎを得るかに見えます。否、正確には静止ではありません。この後は第二の成長過程である静かな成熟の期間が続きます。
 醸造家は、酒に対して日々消費されるものとは違った価値を求めるものです。些かオーバーですが、永遠とか、永続とかいった言葉がそれに近いでしょう。ガラス瓶は、冷たく硬質な存在感、ローマン・グラスなどのように古びて銀化するまで数千年は存続するはずだというイメージから、いわば永続性の象徴たりえます。少なくとも数十年に渡ってお酒を封印し、穏やかに進行する熟成過程を外界から守る器として、これ以上のものはありません。私の観念の中では、ガラス瓶に入り密栓されたときから、お酒はささやかな永続性を獲得し、世界の中で確固とした存在を有する財と化すのです。
11.磯矢硝子工業(株)
    ※旧会員
 ガラスびんへの想い
磯矢硝子工業 (株)京都工場
品質保証部勤務
速水美和子
 草稿がまとまらない頭をかかえて、何となく我が家の冷蔵庫を開けてみて驚きました。ジャムや佃煮、めんつゆ、ドレッシングなどガラスびんに詰められた食品・調味料の数々、おまけに日本酒の小びんまでその数およそ35種類あまり。特に意識して集めたわけではありませんが、ガラスびんは保存容器としての役割を確実に果たしてくれていました。
 私は、現在までびんの機能面をチェックする仕事に携わってきました。昨今、社会問題となったある食品会社の問題発生以来、他の業界でも同じ現象が起こっているかと思われますが、これまでは考えられなかったクレームが発生し、容器としてのガラスびんの品質に対する顧客要求の厳しさに、悪戦苦闘を強いられる毎日です。絶対に「悪いものを社外に出さない!」と戒め、ISO9001の品質方針でもある「顧客第一優先の徹底」に努め、職責を果たす所存です。
 ガラスびんの懐かしくも温もりのある感触、食品に対する保存性・安全性、“ガラスの地球”に対してこれほど優しく貢献出来る素材はないと考えます。社会にそのことをもっとPRすべきです。我が家の冷蔵庫と同じような家庭がもっと増えることを期待します。
12.(株)山村製壜所  私のガラスびんへの想い 
原田倫子(西宮市の主婦)
 ちょっとおしゃれなレストランに行くと、びんに入った水を出される事がある。
何かしら、リッチな気分になるものだ。我が家でも来客があると、缶ビールより瓶ビールにかぎるのは、びんが、もてなしの心を伝えてくれるからだ。
 気に入ったきれいなびんなら、使った後も、ちょっと置いておく。すぐに使わなくとも、ちょっと取っておいて、そのうち何か使い途があるだろうと、とにかく取っておく。
そうこうしているうちに、キッチンに色々なびん達が集まってくる。ある物は、花瓶になり、またあるものは、小物入れになり、子供の宝物入れにもなって第二の人生を歩む事になる。    
 お店でも、びんの形に魅かれて、つい買ってしまうこともある。びんの清潔感や安心感が私達をひきつけ、その存在を主張している。
 びんは、さまざまな形や色、質感を持っていて、シルエットを 見ただけで、それとわかる物もある。長年、変らないびんには郷愁すら感じる事がある。
 そんな個性あふれるびん達が、我が家を楽しませてくれるのである。
 
ガラスびんフォーラム 〒169-0073 東京都新宿区百人町3-21-16
日本ガラス工業センター3F
TEL 03(5937)5861
FAX 03(5389)7010
Copyright(C)2004-2014 Glass bottle forum Japan all right reserved.